PIMCO:豪州の債券に投資妙味-年内利上げの可能性低いと予想

世界最大の債券ファンドを運用す る米パシフィック・インベストメント・マネジメント(PIMCO) は、オーストラリア準備銀行(RBA、中央銀行)が政策金利を年内 は50年ぶり低水準に据え置くとの見通しを理由に、同国債券が投資 先として魅力的だとの見方を示した。

先物市場の動向は、RBAが12月までに利上げする確率が78% であることを示している。スティーブンス総裁は28日、豪州経済の 現状について、戦後の「より深刻な」下降期の1つではないもようだ と述べた。PIMCOによれば、RBAは来年まで待って利上げに転 じる公算が大きく、世界的な景気低迷が和らぐなかで、他の先進国に 先駆けて金融引き締めに動く見通しだ。

PIMCOオーストラリアでポートフォリオマネジャーとして 220億豪ドルの運用に携わるジュリアン・フォックソール氏は「RB Aが今年利上げするとは思わない」と指摘。「緩和的金融政策の解除時 期に関する市場予想は若干早過ぎる。われわれは依然として豪州市場 に価値はあると考えている」と語った。

メリルリンチの指数によれば、1-3年以内に償還を迎える豪国 債のリターンは昨年12月31日以来、0.5%のマイナス。スティーブ ンス総裁の発言を受けて、2011年6月に償還を迎える豪国債の利回 りは昨年11月以来の高水準に上昇した。2年債でみると、豪国債の 日米欧の国債に対するスプレッド(利回り格差)は少なくとも2.9ポ イントとなっている。

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