JT株が反発、海外たばこ好調で四半期業績順調-通期業績上乗せも

JT(日本たばこ産業)の株価が 一時、前日比1.5%高の27万4300円と反発。海外でたばこの値上げが 浸透、海外事業が堅調に推移している。30日公表の第1四半期(2009 年4-6月)決算を受け、通期業績予想の増額修正期待が高まった。

同社が30日の取引終了後に公表した第1四半期決算によると、E BITDA(利払い・税金・償却前利益)は前年同期比21%減の1425 億円となった。国内たばこ事業は販売本数の減少などでEBITDAが

7.9%減の696億円に落ち込んだが、海外たばこ事業は為替影響を排除 すると増収増益を実現、1000本当たり税抜売上高は8.1%伸びた。

日興シティグループ証券の三浦信義アナリストは30日付の投資家 向けリポートで、第1四半期EBITDAは「当社予想を10-15%上 回る内容で、ポジティブサプライズである」と指摘、海外でのたばこの 値上げ効果や為替要因が当初の想定よりプラスに働いているとし、「今 通期の海外事業のEBITDAは30億ドルを超える公算が大きい」と 分析した。会社計画は25億ドル、同証券では28.5億ドルとみてきた。

JTによると、米ドルがすべての通貨に対して1%変動すると、E BITDAは3500万ドル変動する。会社側の想定レートは、対ロシ ア・ルーブルが1ドル=36ルーブル、対英ポンドが同0.73ポンド、対 ユーロが0.81ユーロ、対円が95円。

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