【個別銘柄】ソニー、三井不、新光電、任天堂、ヤマト、富士重、一休

東京株式相場での本日の材料銘柄 の値動きは以下の通り。

ソニー(6758):終値は前日比6.8%高の2675円。第1四半期 (4-6月)の連結営業損益は257億円の赤字(前年同期は734億円の 黒字)だった。ただ会見した大根田伸行最高財務責任者(CFO)は、 実績は「会社の想定を上回った」と述べた。為替が想定よりは円安に進 んだほか、コスト削減などにより「1000億円強の収益改善ができた」 という。野村証券では経費削減効果は予想を大きく上回ったなどと評価 し、投資判断を「1(買い)」に上げた。目標株価は2900円。

三井不動産(8801):5%高の1740円。第1四半期(4-6月) 連結純利益は前年同期比2.5倍の161億円。オフィスビルなどの賃貸事 業や、大型マンション、投資家向け物件などの分譲事業が堅調だった。 同社と同様に4-6月期決算が順調だった野村不動産ホールディングス (3231)も6.9%高と急伸するなど大手不動産株は総じて高く、東証1 部業種別上昇率では不動産指数が首位となった。

新光電気工業(6967):値幅制限いっぱいのストップ高となる 15%(200円)高の1493円比例配分。10年3月期の連結営業損益予想 を37億円の赤字から、73億円の黒字へ上方修正した。一部製品で在 庫・生産調整局面から脱する動きが見られたほか、経費削減も進んでい るため。クレディ・スイス証券では「業績上方修正はポジティブサプラ イズ」と評価。同じく半導体パッケージを手がけるイビデン(4062)も 業績予想の増額から8.4%高の3150円と急伸。

任天堂(7974):大証で4.6%安の2万5590円。第1四半期(4 -6月)連結純利益は423億円と、前年同期に比べて61%減少し、ブ ルームバーグ・ニュースが集計したアナリスト5人の予想中央値475億 円を下回った。据え置き型ゲーム機「Wii(ウィー)」の販売が四半 期ベースで初めて減少、対応ソフトも不振だった。ドイツ証券では、会 社側の第2四半期(4-9月)や通期の営業利益計画は大きく未達とな るだろうと指摘。

ヤマトホールディングス(9064):8%高の1407円。第1四半期 (4-6月)の連結売上高は前年同期比で6.2%減ったものの、生産性 向上や経費削減などの施策から営業利益は49%増の78億1100万円と なった。第1四半期段階で早くも通期の営業利益予想を増額したことか ら、需要底入れや経費削減に対する会社側の自信の表れと評価された。

カプコン(9697):10%高の1916円。国内での家庭用ゲームソフ トの販売が順調で、第1四半期(4-6月)の連結営業利益は前年同期 比23%増の36億6400万円となった。第2四半期(4-9月)計画に 対する進ちょく率は83%。大和総研では2けた増益決算はサプライズ だと指摘し、妥当株価を2400円とした。

武富士(8564):13%高の517円。第1四半期(4-6月)の連結 営業利益は前年同期比2.8倍の96億1300万円と拡大した。第2四半期 (4-9月)計画である82億円を上回ったほか、通期計画に対する進 ちょく率も72%に達した。

味の素(2802):9.3%高の908円。米プロクター・アンド・ギャ ンブル(P&G)から、日本での骨粗しょう症治療剤リセドロネート事 業に関する特許、商標などの資産を総額2億1000万ドル(約210億 円)で譲り受ける契約を締結したと午後に発表した。

富士通(6702):4.7%高の622円。第1四半期(4-6月)の連 結営業損益は372億円の赤字(前年同期は58億の黒字)だった。シス テム構築などのテクノロジーソリューション事業の損益が赤字に転落、 LSIなどデバイスソリューションの損失も拡大した。ただ、通期の営 業利益予想は従来比100億円増の900億円へ上方修正した。野村証券で は目標株価を750円に引き上げた。

みずほ証券(8606):14%高の346円。第1四半期(4-6月)決 算では、合併効果によるトレーディング益などの拡大に加え、負ののれ ん発生益1102億円を計上した結果、連結純利益が1295億円と、前年同 期の27億円から大幅に増加した。

富士紡ホールディングス(3104):7.6%高の128円。液晶ガラス 用の研磨材事業の受注回復やコスト削減から、午前の取引終了時に10 年3月期業績予想の増額修正を発表。連結営業利益が前期比26%減の 20億円と、従来予想を38%上回る見通しとなったことが好感された。

一休(2450):9.9%高の4万4500円ストップ高。景気低迷の影響 から高級ホテルなどで宿泊料金を下げる動きが広がるなか、同社のサイ ト経由で予約する客が増加している。10年3月期の純利益は一転して 増益の見込みとなり、収益改善を評価した買いが優勢となった。

ベネッセコーポレーション(9783):大証で4.9%安の4100円。 第1四半期(4-6月)は前年同期比で減収減益決算となった。教育事 業は堅調だったが、新規事業の立ち上げ投資や円高などが響いた。特に シニア事業は一時入居型ホームへの新規入居者が減少し、部門営業利益 は97%減益だった。

オイレス工業(6282):6%高の1495円。第2四半期(4-9 月)の連結営業損益予想を6億円の黒字(従来予想は5000万円の赤 字)へ上方修正した。生産体制の見直しや原価低減などが効果を上げて いるという。

キッコーマン(2801):7.1%高の1107円。第1四半期(4-6 月)の連結営業利益は前年同期比35%増の62億3400万円だった。大 和総研では国内事業の想定以上の業績回復はポジティブとコメント、目 標株価を1200円とした。

マツダ(7261):6.1%安の248円。第1四半期(4-6月)の赤 字額は前期第4四半期に比べて縮小したものの、通期見通しを据え置い たことが嫌気された。

富士重工業(7270):7.5%安の382円。午前の取引終了後に発表 した第1四半期(4-6月)決算で、連結純損益が193億円の赤字に転 落したほか、大幅赤字の今期業績予想を据え置いたことが売り増加につ ながった。

セイコーエプソン(6724):5.8%安の1456円。第1四半期(4- 6月)決算発表時に、通期の為替想定を円安方向(ドル・円では1ドル =90円から96円へ)で見直したが、営業利益計画は据え置いた。この ため、実質的に減額修正と受け止められた。

クラレ(3405):3.5%安の1073円。生産設備の定期修理が例年よ り長かったことなどが響き、第1四半期(4-6月)の連結営業利益は 急減した。上期計画に対する進ちょく率が低いことから、業績懸念の売 りが優勢になった。ただ会社側では期初計画通りの推移と話している。

デンソー(6902):3%高の2795円と7連騰。固定費の削減が計 画を上回っているとして、昼休み時間中に第2四半期(4-9月)の業 績予想を上方修正した。

ブリヂストン(5108):2.6%高の1644円。炭化ケイ素と呼ぶ新素 材を使った半導体ウエハーを10年から量産する、と31日付の日本経済 新聞朝刊が報道。省エネルギーや耐熱性能に優れた特性を生かして、電 気自動車や発光ダイオード(LED)向け基板として売り込むという。

日本精工(6471):2.3%安の513円。第1四半期(4-6月)の 連結営業損益は45億1700万円の赤字に転落した。販売数量減少や輸出 採算の悪化が響いた。売上高、営業利益とも年度下半期は上半期に比べ て回復を見込んでいるものの、売上高の増加や固定費削減の進ちょく状 況への不透明感から売られた。

アコム(8572):2%安の2010円。第1四半期(4-6月)の連 結営業利益は90億円となり、第2四半期(4-9月)計画に対する進 ちょく率は58%に達した。ただ、日興シティグループ証券では、貸倒 費用増加率は前年同期比で43%に達した上、6月の利息返還金は過去 最高を記録したとし、目標株価を1240円へ引き下げた。

イマジニア(4644):2.6%高の721円。第1四半期(4-6月) の連結営業利益は前年同期比43%増の3億9700万円だった。通期計画 に対する進ちょく率は32%。主力のモバイルコンテンツ事業の営業利 益が27%伸び、パッケージソフトウェア事業も順調だった。

ぱど(4833):4.9%安の2万2500円。10年3月期の連結営業利 益予想を前期比44%減の9000万円(従来予想2億3000万円)へ下方 修正した。広告主の予算削減による客単価落ち込みが要因。

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