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米社債保証コスト、1年1カ月ぶり低水準-月間で5カ月連続低下へ

30日のクレジット・デフォルト・ スワップ(CDS)市場では、米企業の社債保証コストがこの1年1 カ月余りで最低となった。このままいけば月間ベースでは5カ月連続 の低下となりそうだ。

フェニックス・パートナーズ・グループによれば、北米の投資適 格級企業125社で構成するマークイットCDX北米投資適格指数のス プレッドは、2ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)低下の113 bp。これは108bpで取引を終えた2008年6月5日以来の低水準。 スプレッド低下は投資家心理の改善を示す。

世界的なリセッション(景気後退)が和らぎつつあるとの観測が 広がるなか、同指数のスプレッドは今月これまでに約20bp下げてい る。株高もスプレッド低下に貢献した。米株式市場ではS&P500種 株価指数がほぼ9カ月ぶり高値近くとなっている。

高リスク・高利回り債の保証料も低下。フェニックスの調べでは、 北米のジャンク級企業96社の社債に連動するマークイットCDX北 米ハイイールド指数のプライスは87.5bp上昇し額面の89.75%。一 時は90.125%に達した。プライスは信用コスト低下に伴い上昇する。

米複合企業ゼネラル・エレクトリック(GE)の金融部門、GE キャピタルの社債保証コストは6日連続で下がった。CMAデータビ ジョンによると、同社債のCDSスプレッドは42bp低下し253bp。 これは、米リーマン・ブラザーズ・ホールディングス破たん前の最後 の通常取引日となった昨年9月12日以来の低水準。

米下院金融委員会のフランク委員長は29日、ブルームバーグ・ニ ュースとのインタビューで、金融部門を既に保有するメーカーは、製 造業事業への連邦準備制度理事会(FRB)の監督を受けることなく、 同部門の保持が認められるべきだとの考えを示した。これを受けて、 GEが金融部門の分離を余儀なくされるとの懸念が後退した。

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