金相場は1000ドル回復へ、需要増と供給減で-WGC幹部

産金会社が出資する業界団体、 ワールド・ゴールド・カウンシル(WGC)の幹部ジェイソン・トゥ サン氏は30日、金投資需要と宝飾品向け実需が回復する一方で産出 量が年々減少することに伴い、金相場は再び1オンス=1000ドルに 達するとの見通しを示した。

WGCがスポンサーとなっているエクスチェンジ・トレーディッ ド・ゴールドのマネージング・ディレクターの同氏はシンガポールで インタビューに応じ、「供給面では、金産出量は2001年にピークに 達した後、年間約4-5%のペースで減少している」と指摘。「需要 が変わらなかったとしても、価格は上昇するだろう」と述べた。上昇 予想について時間枠は示さなかった。

金融混乱に対する備えとして人気のある金の価格は、今年に入り

5.7%上昇している。2月には一時的に1000ドルを上回った。これ までの過去最高は08年3月17日に付けた1032.70ドル。

トゥサン氏は「投資家らはリターンを高めることよりも資産価値 を保全することに努めている。ポートフォリオにおけるリスク管理を 重視しているためだ」と述べ、「このような傾向は続くだろう」と付 け加えた。

同氏はまた、年金基金や政府系ファンド、その他の資金運用責任 者がインフレに備えようとすることも金需要を押し上げるだだろうと した上で、大口機関投資家の資産に金が占める割合は現在わずか3- 5%だと指摘した。

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