富士通:通期の利益予想を上方修正、電機業界で一歩先に

情報システム構築で国内最大手の 富士通は30日の4-6月決算発表に合わせ、通期(2010年3月期) 業績予想を上方修正した。純利益見通しを従来比50億円増の250億円、 営業利益については同100億円増の900億円とした。

30日までに4-6月期決算を発表した電機大手8社のうち、年間 予想を上乗せしたのは富士通だけ。同社は23日、前期に純損益で1124 億円の赤字となった収益構造を急回復させ、2年後には過去最高の利 益を目指す中期計画を発表。強気姿勢で他社から一歩先んじた形。

発表資料では、上方修正の理由として、電子部品の市況改善を織 り込んだ、としている。

今回の各社の決算発表では、三洋電機が30日に4-9月期の予想 を上方修正。純損失の見通しを90億円圧縮して350億円としたが、通 期予想は変えなかった。

富士通と三洋電を除く6社は日立製作所、東芝、ソニー、シャー プ、NEC、三菱電機。各社とも、世界的な不況に伴う最悪期の1- 3月期は脱したが、先行きは不透明との姿勢を崩していない。

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