ソフトバンク大台乗せ、ドコモ減る:4-6月営業益で明暗

国内通信3位ソフトバンクと携帯 電話最大手NTTドコモは30日、第1四半期(4-6月)決算を発表 した。営業利益で見ると、ソフトバンクが過去最高を更新し初の1000 億円台に乗せた半面、ドコモは15%減と、明暗を分けた。

孫正義ソフトバンク社長は会見で「移動体が引っ張った。他の大 手と違い通信と端末の収入がともに増えている」と強調した。携帯事 業の営業利益は顧客基盤の拡大を背景に、同36%増の603億円。固定 通信など他の事業も手堅く利益を伸ばした。売上高は同2.9%増。

通期(2010年3月期)の予想は両社とも据え置き。ただ、孫氏は 今期の営業利益予想4200億円を「上回るペースで行けるが、まだ第1 四半期だけに据え置いた。強含みだ」と余裕を見せた。

一方、ドコモでは、07年に導入した端末割賦販売による販促負担 効果が、時間の経過とともに前年同期よりも薄れたことなどが響いた。 売上高も同7.3%減。

携帯事業の収益指標であるARPU(1契約当たりの月間収入) はドコモ5440円に対し、ソフトバンク4030円。ただ、前四半期(1 -3月)からの増加額はドコモ50円に対し、ソフトバンクは200円。

国内通信2位のKDDIは100円アップの5600円だった。3社の ARPUはともに1-3月期を底にして反転傾向に入ったが、幅では ソフトバンクが目立つ。

「プロローグ」

クレディ・スイス証券の早川仁リサーチアナリストは30日夕、「株 価上昇のプロローグ」と題したリポートを発表。ソフトバンクのAR PUが「ここを起点に上昇し続ける」のに加え、中国への投資のポテ ンシャルも評価できるとの見方を示した。

4-6月の端末販売台数も、ドコモが前年同期比12%減の434万 台、KDDIが同23%減の221万台だったのに対し、ソフトバンクは 過去に割賦で購入した顧客の買い替え需要を取り込み、逆に10%増の 200万台となった。

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