任天堂:純利益が6割減、Wii販売初のダウン、4-6月

携帯型ゲーム機世界最大手の任天 堂が発表した第1四半期(4-6月期)連結純利益は前年同期に比べ て61%減少した。据え置き型ゲーム機「Wii(ウィー)」の販売が 四半期ベースで初めて減少、対応ソフトも不振だった。

4-6月期の連結純利益は423億円(前年同期は1073億円)と、 ブルームバーグ・ニュースが集計したアナリスト5人の予想中央値 475億円をわずかに下回った。

4-6月の「Wii」販売台数は223万台と、前年同期の517万 台の半分に届かない水準。四半期ベースで前年同期を割り込んだのは Wiiを発売した06年11月以来で初めて。売上高は前年同期比40% 減の2535億円、営業利益は同66%減の404億円だった。

通期(10年3月期)予想は据え置き。売上高は前期比2.1%減の 1兆8000億円、営業利益は同12%減の4900億円、純利益は同7.5% 増の3000億円をそれぞれ見込む。ゲーム機の販売台数の伸びが減速す る。

Wii販売計画は据え置き

今期のゲーム機本体の世界販売台数計画は携帯ゲーム機「ニンテ ンドーDS」が前期比3.8%減の3000万台と初めて減少に転じる一方 で、Wiiは同0.2%増の2600万台との年度予想は変更しなかった。

大阪証券取引所で会見した岩田聡社長は4-6月期のWiiの販 売目標が想定を下回ったことについて「昨年は1000万本以上売れたソ フトが同期に2本あったのに対し、今年は大型ソフトの投入が開発の 遅れなどで下期にずれ込んだ」と説明。今期の販売目標については 「『Wii スポーツリゾート』などの大型ソフトがけん引して通期の 目標台数は達成できる」との考えを示した。

バークレイズ・キャピタル証券の長坂美亜アナリストは13日付の リポートで「日米のWiiハードの推定小売り販売データをみると、 カジュアルゲーム市場の拡大基調が一巡していることが懸念」と指摘。 UBS証券の中安祐貴アナリストは「WiiとDSのユーザー層拡大 の一巡により、ハードは今期ピークアウトを迎える可能性が高い」と 17日付リポートで述べ、「当面は様子見であり、次のユーザー層拡大 策が待たれる」としている。

--共同取材:安真理子、堀江政嗣 Editors:Chaki Mochizuki、Kenzo Taniai

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