JT:第1四半期営業益24%減、円高で海外収益が目減り

たばこ販売数量世界3位JTの第 1四半期連結決算は、本業の儲けを示す営業利益が前年同期比で24%減 少した。海外たばこ事業の収益が円高といった通貨要因で目減りした影 響が大きかった。

東証で30日開示した資料によると、JTの4-6月期営業利益は 843億円(前年同期は1104億円)。海外たばこ事業は中東での一時出荷 停止などで販売本数が減った。さらに海外主要市場の通貨が対ドルで下 落、そこに円高が加わり営業利益が36%減少した。国内たばこ事業も高 齢化や健康意識の高まりなどでさえなかった。

4-6月期の売上高は同15%減の1兆4631億円。売り上げ減の7 割弱が海外たばこ事業の減収分になった。社宅売却に絡む特別損益が改 善した上、前年同期に計上した成人識別自販機導入費用がなくなり、純 利益は429億円と同2.5倍に拡大した。

コスモ証券営業サポート部の清水三津雄副部長は、他の国内製造業 と同様にJTも海外での成長を期待しているとして「為替の影響は避け られない」と述べた。JTは第1四半期は想定の範囲内として、今期(2010 年3月期)業績予想は期初予想を据え置いた。純利益は前期比19%減の 1000億円としている。

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE