米ヤフーのバーツCEOに「不信任票」、マイクロソフトとの提携で

ポータル(玄関)サイト大 手の米ヤフーのキャロル・バーツ最高経営責任者(CEO)にとっ て、蜜月期間は終わったようだ。

ヤフーの株価は1月のバーツ氏就任以降42%の大幅高を演じ てきたが、29日は前日比で12%急落した。ソフトウエア最大手マ イクロソフトにインターネット検索ビジネスを委託することで合意 したのがきっかけ。バーツCEOはこれまで、検索部門を売却する のは大金が提示された場合に限ると述べてきたが、ここにきて前払 い金も支払われないような提携に合意した。

200億ドルの資金を運用するギャムコ・インベスターズのポ ートフォリオマネジャー、ラリー・ハバーティ氏は、「キャロル・ バーツCEOに対する不信任票が大量に集まった」と述べ、「大金 とは程遠い」と指摘した。同社はヤフー株160万株を保有してい る。

フリードマン・ビリングズ・ラムジーのアナリスト、ヒー ス・テリー氏は、売上高の約半分を生み出す検索ビジネスの委託に 合意したのは、バーツCEOにとって就任後で最も重要な決定だと 指摘した。バーツCEOの就任に先立ち、ヤフーは昨年、マイクロ ソフトからの最大475億ドルの買収提案を拒否していた。

ブリガンティン・アドバイザーズのアナリスト、コリン・ギ リス氏は、今回の提携合意の複雑さを考慮すると、ヤフーが検索部 門を他部門と分離するなか、グーグルがリードを広げる可能性があ ると指摘する。検索連動型広告は広告市場で唯一成長している分野 で、調査会社Eマーケターによれば、米国でのこうしたタイプの広 告収入は今年13%増加する見通し。

JMPセキュリティーズ(サンフランシスコ)のアナリスト、 サミート・シンハ氏は「蜜月期間があったが、それはもう終わっ た」と述べ、「ヤフーの問題の深刻さが認識されていないと思う」 と語った。

サンフォード・C.バーンスティンのアナリスト、ジェフリ ー・リンゼー氏によると、投資家の間ではヤフーがマイクロソフト から15億-30億ドルを一括で受け取ると期待されていた。

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