レバレッジドETF販売継続の是非を検討-米モルガンSとWファーゴ

米銀モルガン・スタンレーとウェ ルズ・ファーゴが、レバレッジドETF(上場投資信託)とインバー スETFの販売継続の是非を検討している。監督当局が個人投資家に 適した金融商品ではない可能性に言及したのが背景。

モルガン・スタンレーとシティグループの証券合弁事業の広報担 当クリスティン・ポラック氏は29日のインタビューで、検討が進めら れている事実を確認。その詳細や完了時期は明らかにしなかった。ウ ェルズ・ファーゴの広報担当テレサ・ダガーティ氏によると、同社の 証券部門は今週、同社の財務アドバイザーと販売方針の変更について 協議するという。

証券業界の監督機関である米金融取引業規制機構(FINRA) は6月、レバレッジドETFとインバースETFは、1日を超え保有 した場合に投資リターンと、指標となる指数の騰落率の間に差が生じ るため、長期的な視野に立つ投資家に適さない可能性があると指摘し た。マサチューセッツ州当局は、適切な販売の徹底に向け調査を進め ている。

スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)の株式アナリスト、 ケン・レオン氏は「これらのETFは、通常のETFよりかなり複雑 な商品だ」と指摘。その大半は、機関投資家がヘッジなどの目的のた めに日々売買していると説明した。

ETFは通常、指標となる指数に連動。通常の投信とは異なり、 株式のように終日売買される。レバレッジドETFはスワップやデリ バティブ(金融派生商品)を使って、指標となる指数の日々のリター ンを増幅させた商品。インバースETFは、指数と反対方向に動くよ う設計されている。

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