ウシオ電株一時高値に、液晶ランプ回復見込み野村格上げ-過熱感も

産業用ランプメーカーのウシオ 電機株が一時5.7%高の1790円と、連日で年初来高値を更新する場 面があった。液晶設備投資再開に向けて業界が動いており、一部アナ リストの指摘をきっかけに、同社主力製品の液晶ランプを中心とした 業績回復を見込む買いが先行した。

ただ、前日までの年初来騰落率はプラス44%と、同期間の東証 電機指数のプラス28%を5割以上アウトパフォームする上、テクニ カル指標の1つであるRSI(株価相対力指数)は前日に69%と、 過熱圏入りを示す70%に近づいていた状況で、朝方の買い一巡後は 下げに転じた。

野村証券の和田木哲哉アナリストによると、ウシオ電の4-6月 期業績は、ゴールデンウィークまで実施していた液晶UVランプの生 産調整、液晶製造装置の需要急減などから、営業赤字に陥る可能性も あるという。しかし、UVランプの需要が足元で急増、大手液晶メー カーの設備投資再開が順次発表されていることなどから、和田木氏は 「今後業績は急回復に向かう」と見ており、投資判断を従来の「2 (中立)」から「1(買い)」に引き上げた。

ウシオ電は30日午後3時に、第1四半期(4-6月)決算を発 表する予定。

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