PIMCOグロス氏:「強い」企業と成長「上向き」新興市場を推奨

米パシフィック・インベストメン ト・マネジメント(PIMCO)で世界最大の債券ファンドを運用す るビル・グロス氏は、「強い」企業の社債と株式を選好することを投資 家に勧めている。

同氏はPIMCOのウェブサイトに掲載した8月の投資アドバイ スで、米経済成長率が過去15年の5-7%程度から3%前後に低下す るとの見通しを示し、高リスク資産への投資には問題があると指摘し た。米経済の回復は今年7-12月(下期)に始まると予想している。

景気改善の兆しを受けて高利回り資産に資金が向かい、今年の米 社債投資リターンは3年ぶりに米国債を上回っている。投資信託会社 のフランクリン・テンプルトン・インベストメンツや米銀JPモルガ ン・チェースも社債を推奨している。

グロス氏は「現在の投資環境では、安定収入を生む債券とバラン スシートが健全で配当性向の高い企業の株式以外に投資の妙案はな い」としている。

同氏はまた、成長見通しが「上向き」の新興市場を選好する考え も示した。

同氏はリポートで、「株価は最終的に、増配という形で目に見える 利益の伸びに左右され、回復の新芽への期待によっては動かないだろ う」とし、高リスク債と商業用不動産、低格付けの地方債について警 告した。

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