個人今年最高の売り越し、みずほの公募増資影響も-7月4週日本株

東京証券取引所が30日発表した 7月第4週(21-24日)の投資部門別売買動向によると、東京、大 阪、名古屋3市場の1・2部合計で、個人投資家の売越額は差し引き 4140億円と今年最高になった。規模は2007年11月4週(4240億 円)以来の大きさ。一方、外国人の買越額は3526億円と、5月第1 週(3841億円)に次ぎ、今年2番目の高水準だった。

東海東京証券の鈴木誠一マーケットアナリストは、第4週にはみ ずほフィナンシャルグループやオリックスなどの公募増資に伴う新株 の受け渡し日があったと指摘。「新株券を取得した個人を中心に換金 売りが大量に出た一方、公募増資発表ともに空売りしていたヘッジフ ァンドが買い戻しに動き、外国人の大量の買い越しになった」との見 方を示した。

24日に受け渡し日を迎えたみずほFGの同日の売買高は6億 4082万株に達し、東証1部売買高(25億9410万株)の25%を占 めた。オリックス、全日本空輸は22日に受け渡し日を迎えた。

第4週の日経平均株価は、週間で549円(5.9%)上昇。米国で 主要企業の四半期決算が市場予想を上回ったことなどが好感され、週 初が祝日休場と立会日が1日少ない中で個人、海外勢は特徴的な動き を見せた。東海東京証券の鈴木氏によると、「先物主導で押し上げら れた」面が強く、実際に外国人は日経平均、TOPIX先物いずれも 買い越している。

このほかの投資主体では、買い越しが証券自己(882億円)、そ の他法人(186億円)、信託銀行(517億円)。一方、売り越しは投 資信託(29億円)、事業法人(295億円)、生保・損保(120億 円)、都銀・地銀等(174億円)だった。

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