NZ中銀:政策金利を2カ月連続で2.5%に据え置き

ニュージーランド(NZ)準備銀 行(中央銀行)は30日、政策金利であるオフィシャル・キャッシュ・ レートを2カ月連続で2.5%に据え置いた。過去30年で最悪のリセッ ション(景気後退)からの回復が自国通貨高で脅かされているため、追 加利下げの可能性も示唆した。

ボラードNZ中銀総裁は金利据え置き後の発表文で、「景気回復見 通しは、金融状態の一段の緩和に基づいている」と説明し、「この緩和 が実現しないなら、景気回復は危うくなりかねない。こうした状況では、 当局は政策決定を見直すだろう」と述べた。

2008年7月から今年4月までに5.75ポイントの利下げを実施した 同総裁は、今後の景気回復が「まだら模様」でインフレは抑制されてい るとして、2010年後半までは利上げを見送る見通しも示した。企業と 消費者の景気信頼感は改善し、住宅市場は下げ止まっているものの、失 業率は少なくともあと1年は上昇する見通しで、通貨高が輸出の重しに なっている。

バンク・オブ・ニュージーランド(BNZ)のシニアエコノミスト、 クレーグ・エバート氏は、「経済と金融の状況は依然として脆弱(ぜい じゃく)だ」と述べ、「良く言っても、世界経済と国内経済の収縮が止 まったという状況だ」と指摘した。

NZドルは過去3カ月で米ドルに対して16%上昇した。ウェリン トン時間30日午前9時5分(日本時間同6時5分)現在、1NZドル=

0.6516米ドル。NZ中銀の発表直前は0.6574米ドルだった。

ボラード総裁は、「年末に向けてまだら模様の景気回復が見込まれ る。だが、経済成長が健全な水準に戻るのはしばらく先だろう」と予想。 キャッシュレートは「今後数四半期にかけて引き続き緩やかに低下する 可能性がある」と述べた。

ブルームバーグ・ニュースがまとめたエコノミスト調査では、回答 者10人全員が金利据え置きを予想していた。9月10日の次回政策決 定会合についても、回答者全員が据え置きを予想した。

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