米ヤフーの株価急落、マイクロソフトとの提携条件に失望売り

29日の米株式市場で、ポータル (玄関)サイト大手の米ヤフーが前日比で12%急落した。ソフトウエ ア最大手マイクロソフトとのインターネット検索事業での提携条件が アナリスト予想ほどヤフーに有利でなかったことで失望売りが出た。

ライバルのグーグルの追撃を狙って結ばれた10年間の提携では、 ヤフーはマイクロソフトの検索エンジン「ビング」を自社のウェブサ イトに使用する。ヤフーは代わりに、検索結果とともに表示される広 告の販売を行う。

ベンチマーク社のアナリスト、クレイトン・モラン氏は、ヤフー がマイクロソフトから前払い金を受け取らないことについて、ヤフー 株主は不満を示すかもしれないと指摘。一部のアナリストは最大30 億ドルの前払い金を予想していたと述べた。また、ヤフーにとっての 経費削減効果とネット広告収入の取り分も一部の予想を下回ったとい う。

モラン氏は「今回の提携には大きく失望した」と述べた上で、「提 携は必要だったし、それが交渉の決着の仕方に表れている」と指摘し た。

29日のナスダック市場ではヤフーの株価はニューヨーク時間午 後4時(日本時間30日午前5時)現在、前日比2.08ドル安の15.14 ドルと、昨年11月19日以来最大の下げ。年初来では24%高。マイ クロソフトの株価は前日比33セント高の23.80ドル。グーグルは同

3.61ドル安の436.24ドル。

マイクロソフトは今回の提携により、ビングのユーザーが増える。 調査会社コムスコアによると、ビングの米市場シェアはグーグルの約 8分の1。マイクロソフトとヤフーはグーグルからユーザー奪回に苦 戦している上、新興のフェースブックやツイッターなどからの攻勢に も直面している。

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