米アフラック4-6月期:35%減益、CIT関連損失響く

補完医療保険販売最大手の米アフ ラックが29日発表した2009年4-6月(第2四半期)決算は、前 年同期比で35%減益となった。米商業金融大手CITグループなどへ の投資損失が響いた。

発表資料によると、純利益は3億1400万ドル(1株当たり67 セント)となり、前年同期の4億8300万ドル(同1ドル)から減少 した。同社は実現投資損失として2億4900万ドルを計上。その約40% はCIT債に関連した損失だった。

リセッション(景気後退)のあおりで投資の評価が減少している ことから、アフラックは総収入の大半を稼いでいる日本や、米国での 収益を頼みの綱としている。経営不振の欧州の銀行が発行したハイブ リッド証券への投資で損失が生じるとの憶測が広がり、同社の株価は ニューヨーク市場で過去1年間に約36%下落している。

ダニエル・エイモス最高経営責任者(CEO)は発表資料で、「通 常よりも大幅な実現投資損失が利益に再び反映された」と述べ、「しか し、こうした損失は当社の強力な財務基盤と資本創造によって吸収す ることができた」と説明した。

エイモスCEOは、投資先のデフォルト(債務不履行)に伴う損 失リスクを低減するため、個別企業に関連した新規投資を縮小すると ともに、投資先の業種を分散している。第2四半期の投資損失のうち、 CIT債関連は1億400万ドルだった。

アフラックは、任意団体保険を手掛けるコンチネンタル・アメリ カン・インシュアランスを約1億ドルで買収することに合意したこと も明らかにした。買収は10-12月(第4四半期)に完了する見通し。

営業利益は一部の投資損益を除いたベースで1株当たり1.20ド ルとなり、ブルームバーグがまとめたアナリスト16人の予想平均 (1.14ドル)を上回った。

日本での新規保険販売は301億円と、前年同期比で5%増加した。 新しい学資保険商品が好調だった。円高・ドル安の影響で保険料収入 は11%増の29億ドルとなった。

米国での新規保険販売は11%減の3億4100万ドル。同社は「極 めて弱い経済環境」が要因だと説明した。

6月末時点の株主資本は64億ドルと、3月末時点の52億ドルか ら23%改善した。一部の保有証券が前期に比べて回復した。

29日のニューヨーク株式市場では、アフラックは前日比1.15ド ル(3.1%)安の35.45ドルで終了。決算発表を受けた時間外取引で は一時20セント安の35.25ドルを付けた。

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