自動車産業に改善の兆し、予想上回る業績で-ホンダやプジョー株上昇

自動車産業が不振の最悪期を乗り 越えつつあるとの見方が高まっている。フランスのプジョーシトロエ ングループ(PSA)は1-6月(上期)に手元資金が改善したほか、 ドイツのダイムラーやホンダ、日産自動車の4-6月期業績はいずれ も市場予想を上回る内容だった。

プジョーは29日、在庫の31%圧縮が奏功し、純現金収支(フリーキ ャッシュフロー)が4億6700万ユーロになったことを明らかにした。ホ ンダの4-6月期は400億円の赤字とアナリストに見込まれていたもの の、連結純損益で75億円の黒字を計上。ダイムラーの損失は10億6000 万ユーロと、事前予想の11億4000万ユーロより小幅にとどまった。ま た日産は165億円の赤字と、赤字幅は市場予想の585億円を大幅に下回 った。

フランスとドイツ、日本などの各国政府は、融資や減税、奨励金 などを含む自動車購入奨励策で、燃費効率の良い新しいモデルへの買 い替えを促進している。自動車需要の落ち込みで米国のゼネラル・モ ーターズ(GM)やクライスラーは経営破たんへと追い込まれたが、 こうした政策が需要悪化を食い止めている。

アトランティス・インベストメント・リサーチ(東京)のエドウ ィン・マーナー社長は、2009年は「極めて悪い1年となるだろうが、 改善しつつある。状況は10月からかなり好転していくというのが全体 的な見方だ」と語った。

パリ株式市場のプジョー株は一時、9.5%高の20.15ユーロと、先 月1日以降で最大の値上がり。年初来上昇率は66%で、時価総額は47 億1000万ユーロとなった。ダイムラー株は一時6.5%高まで上昇した。

29日の東京株式市場で、ホンダは1.1%高の2770円。年初来では 45%上昇。日産は0.8%上げ631円となった。今年に入ってからは 97%高。

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