独BMW、F1から今季限りで撤退へ-ホンダに続き

高級車メーカー最大手、ドイツ のBMWは29日、世界最高峰の自動車レース、フォーミュラ・ワン (F1)から今シーズン限りで撤退すると発表した。同社は10年に わたりF1に参戦していた。

F1撤退を表明したのは過去8カ月で2社目。自動車販売が低迷 するなか、ホンダは昨年12月に、少なくとも年間200億円の経費節 減を目指して撤退することを決定した。

BMWはブランド認知度を高めるためにF1を活用していた。同 社の6月の販売台数は前年同月比で13%減少と、昨年10月以来で 最も小幅な落ち込みだった。BMWは2005年にザウバー・チーム買 収でF1に本格参戦するまで、6年にわたりウィリアムズ・チームに エンジンを供給していた。

BMWのノルベルト・ライトホッファ最高経営責任者(CEO) はミュンヘンでの記者会見で、成長の「持続可能性を重視する戦略に 転じるなかで、F1参戦の重要度は後退した」と説明した。

ウニクレディトの自動車業界アナリスト、ゲオルク・ストゥエル ツェル氏(ミュンヘン在勤)はBMWのF1撤退について「価格決定 力を失うことにつながらない限りは、理にかなった判断だ」と述べ、 「ブランドイメージ向上に役立たないならば、F1参戦はコストが高 過ぎる」と付け加えた。

同氏の見積もりによれば、BMWのF1予算は年間2億ユーロ (約270億円)。この経費の節減で現金収支を改善し利益を高めれ ば、BMWの株価は1.50ユーロ上昇すると同氏は試算している。

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