エアバス:「A350」の13年就航計画堅持-ガロワCEO

欧州の航空機メーカー、エア バスは、開発中の次世代中型長距離機「A350」の機体軽量化に苦 戦し、認証取得に手間取る可能性があるものの、2013年までに就 航させる計画は堅持する方針だ。

エアバス親会社EADSのルイ・ガロワ最高経営責任者(CE O)は28日、2009年4-6月(第2四半期)決算発表後のイン タビューで、「時間的には厳しく、高い目標に変わりはないが、計 画は引き続き順調に進んでいる」と述べた。

「A350-900」型機は座席数314で、米ボーイングの次世代 中型旅客機「787(ドリームライナー)」(250座席)や、より大 型の「777」の競合機と位置づけられている。「787」は、航空機 として初めて胴体と翼の主材料に複合プラスチック材を使用する。 ボーイング機の就航が遅れていることは、従来のアルミ合金よりも 軽い素材を使って機体重量を軽くする新技術を用いたデザインを完 成させることの難しさを浮き彫りにしている。

「787」をめぐっては、部品不足やデザイン変更などの混乱で ボーイングは非難を浴びており、6月30日に予定していた初飛行 もまだ実現していない。新たな納入計画も未定。このボーイングの 例から、一部のアナリストはエアバスの計画の現実性を疑問視して いる。

米航空コンサルティング会社ティール・グループのリチャー ド・アボーラフィア副社長は、「A350の就航は15年になるだろ う」と予想するとともに、「エアバスは超大型旅客機A380の時 と同様、A350で新分野を開拓している。ボーイングも787型機 で新分野に踏み出しているが、いずれも当初の計画から遅れてい る」と述べた。

エアバスはA380の開発が2年以上も当初計画より遅れた反 省から、A350の開発リーダーに社外の人材を登用、親会社の航 空宇宙・防衛関連企業EADSの防衛部門幹部を充てた。ガロワC EOはインタビューで、「開発計画の運用・管理は過去の計画に比 べて著しく改善されており、十分満足している」と指摘、「幾つか の技術的問題が依然あるものの、計画は当面順調に進んでいる」と 述べた。

-- With assistance from Matthew Newman and Stephanie Bodoni in Brussels. Editors: David Risser, Kenneth Wong

--* 参考画面: 翻訳記事に関する翻訳者への問い合わせ先: 東京 若林 有紀 Yuki Wakabayashi +81-3-3201-2263 Ywakabayash1@bloomberg.net Editor:Yoshito Okubo 記事に関する記者への問い合わせ先: Andrea Rothman in Paris at +33-1-5365-5050 or aerothman@bloomberg.net 記事に関するエディターへの問い合わせ先: Kenneth Wong at +49-30-70010-6215 or kwong11@bloomberg.net

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