米住宅市場の底入れシグナルか、住宅建設株が反発-テクニカル分析

ストックチャーツ・ドット・コム のチーフ・テクニカルアナリスト、ジョン・マーフィー氏によると、 米住宅建設株の指標が過去3週間の反発で7カ月ぶりの高値に接近し たのは、1930年代以降で最悪の住宅不況の終わりを示唆していると いう。

建設会社や不動産開発会社、住宅サービス会社など19社で構成 されるフィラデルフィア住宅建設株指数は、27日に前日比2.9%高で 終了し、7月8日に付けた3カ月ぶりの安値からの上昇率は28%に達 した。これは、昨年10月20日以来の高値だった5月4日終値を3.3% 下回る水準で、マーフィー氏によると、その水準を突破すれば住宅不 況の終了を確認する動きとなるという。

マーフィー氏は27日付の調査リポートで、「最悪期は過ぎた」と 述べ、投資家に相場回復から恩恵を受ける上場投資信託(ETF)の 利用を推奨。「市場は数カ月にわたって朗報を待っていた。住宅産業に はいい時代が到来する」と述べた。

同指数は2005年7月の過去最高値から、02年7月以来の安値を 付けた今年3月9日までに81%下落した。過去半世紀で最も深刻な景 気後退により、米国民の住宅購入能力が減退したのが背景にある。そ の後、政府の景気対策が奏功しつつある兆候が広がり、同指数は今月 27日までに71%回復した。米商務省が27日発表した6月の新築住 宅販売件数は約8年ぶりの大幅増となった。

マーフィー氏は住宅建設株指数の強気シグナルとして、今月16 日に6週間ぶりに200日移動平均線を上抜けしたことや、6月19日 に50日移動平均線が200日移動平均線を上抜けして「ゴールデンク ロス」が表れたことを挙げている。

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