ホンダ:今期予想の純利益550億円に上方修正-コスト削減

国内2位の自動車メーカー、ホン ダは29日、今期(2010年3月期)の連結純利益予想を従来見込みに 対し38%上方修正すると発表した。日本や中国で四輪車販売が好調な 上、販売管理費などのコスト削減も進んでいるためとしている。

ホンダの今期純利益予想は従来の400億円から550億円とした。 前期実績との比較では60%の減益になる。四輪車の販売計画を321万 台から329万5000台に、また二輪車も859万5000台から895万台に 上方修正した。

四輪車は主力の北米や欧州で下方修正したものの、日本で8万台、 中国で5万台上積みすることで全体を押し上げる。この販売台数の見直 しなど売り上げ変動・構成差で、期初見込みに比べ250億円の営業増 益要因となる。さらにコストダウン効果で260億円、販売費の減少で 250億円それぞれ期初見込みから改善するという。

その一方で為替レートを対ドルで95円から91円、対ユーロで 125円から127円に見直したことで、期初見込み比160億円の減益要 因が生じるが、販売増とコスト削減で大きくカバーする格好。

ホンダの近藤広一副社長は決算会見で、主力の北米市場について 「当初予想より少し悪い」との見通しを示した。また世界全体の在庫水 準は8月末までに適正水準になるとあらためて強調したが、インセンテ ィブ(販売奨励金)が、当初予算から300億円程度増えて、1台当た りでほぼ前期並みになると述べた。

4-6月期の純損益は黒字

ホンダが同時に発表した第1四半期(09年4-6月期)連結純損 益は76億円の黒字だった。前年同期比で96%減益。主力の四輪車販売 が減少したうえ、為替が円高で推移したことも響いた。ブルームバー グ・ニュースが集計したアナリスト4人による予想中央値は400億円 の赤字だった。第1四半期の配当は8円(前年同期は22円)とした。

第1四半期の四輪車販売台数は前年同期比20%減の76万6000台 で、このうち国内が横ばいの12万8000台、北米が同30%減の32万 3000台、アジアが同15%減の18万9000台、欧州が同8.0%減の6万 9000台などとなった。期中の為替レートは対ドルが97円(前年同期 105円)、対ユーロが132円(同164円)だった。

販売台数の減少など売り上げ変動・構成差で2059億円、為替影響 で653億円の減益要因になった。

ホンダの株価29日終値は前日比30円(1.1%)高の2770円。

--取材協力:萩原ゆき、北村真樹子 Editors:Hideki Asai、Kenzo Taniai

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