日産自:4-6月期の純損失165億円-販売減や円高などで

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仏ルノーと資本・業務提携関係に ある日産自動車が29日発表した第1四半期(2009年4-6月期)連 結純損益は165億円の赤字だった。世界的な自動車販売の減少と円高 が響いたほか、持ち分法による投資損失の発生といった営業外損益の悪 化もあり、3四半期連続の赤字を余儀なくされた。

第1四半期の最終赤字は、日産自が四半期業績を開示した04年度 以降で初めて。前年同期は528億円の黒字だった。ブルームバーグ・ ニュースが集計したアナリスト4人による予想中央値は585億円の赤 字だった。第1四半期の1株当たり損益は4円6銭の赤字(前年同期は 12円96銭の黒字)となった。

第1四半期の自動車販売台数は前年同期比23%減の72万3000台 で、このうち国内が同22%減の11万6000台、北米が同32%減の22 万5000台、欧州が同25%減の11万8000台、その他地域が同13%減 の26万4000台。期中の為替レートは対ドルが97.4円(前年同期

104.6円)、対ユーロが132.7円(同163.4円)だった。

第1四半期の営業利益は前年同期比86%減の116億円だった。増 減要因として、台数・商品構成差1518億円、為替627億円といったマ イナス要因が大きく、購買コスト減299億円、販売費減347億円、リ ース車両残存価値に対する引当金の減少450億円、研究開発費減142 億円などのプラス要因を上回った。

原価低減や想定よりも円安推移で営業利益確保

日産自の志賀俊之・最高執行責任者(COO)は決算会見で、原 価低減や想定よりも円安に推移したことなどで第1四半期の営業利益を 確保したと述べた。また、10年半ばには中国で「グローバルエントリ ーカー」(新興国向けに新開発する車)の生産を開始すると表明した。

通期(10年3月期)の業績予想は据え置いた。純損益は1700億 円の赤字を見込んでいる。

日産自の株価29日終値は前日比5円(0.8%)高の631円。

--取材協力:萩原ゆき Editor:Hideki Asai、Takeshi Awaji

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