S&P:09年4-6月期の証券化格付け、発行額で33%減

米格付け会社のスタンダード&プ アーズ(S&P)が2009年4-6月期に格付けした日本の証券化商品 の実績は、発行額ベースで前の年を33.5%下回った。昨年秋以降に深 刻化した金融危機の影響で証券化コストが重しになった。

S&Pが29日に発表した「日本の証券化市場(4-6月期):格 付け総額は3割強の減少、引き続きRMBS発行が中心」と題するリ ポートによると、同期間の証券化商品の発行額は4420億円、格付け件 数は同45.8%減の13件と大きく落ち込んだ。

S&Pのマネージング・ディレクター、山本武成氏は「世界的な 金融危機でダメージを受けた証券化商品に対する信頼感が回復しない なか拡大した発行スプレッドはまだ高水準のままとなっている。発行 企業にとっては証券化商品の発行による調達コストは割高となってお り、証券 化商品を発行する動機付けは低下している」とコメントした。

資産別では、資産担保証券(ABS)はノンバンクの資金調達需 要を背景に、案件組成が活発に検討されているものの、格付け実績は 大幅に減少した。全体の68.4%を占める住宅ローン担保証券(RMB S)の格付けは9割以上が住宅金融支援機構の組成した商品だった。 商業用不動産担保証券(CMBS)は、大型案件の格付けによって大 幅な増加となった。

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