損保Jと日本興亜:統合比率1対0.9、経営は共同CEO制

来年4月に経営統合を予定している 損害保険ジャパンと日本興亜損害保険は29日、統合比率を1対0.9とす ると発表した。共同最高経営責任者(CEO)制を採用し、社長兼CE Oには損保ジャパン佐藤正敏社長(60)、会長兼CEOには日本興亜の 兵頭誠社長(64)が就任する。

両社は共同持ち株会社「NKSJホールディングス」を設立し、そ の傘下に入る。損保ジャパン株1株に対し持ち株会社株1株、日本興亜 株1株に同0.9株を割り当てる。NKSJが上場会社となり、本社は損 保ジャパンの本拠地である東京・新宿とする。取締役は両社から派遣し 社外取締役も加えて合計12人とする。

損保ジャパンの佐藤社長は記者会見で、「両社の持つブランドを生 かしていきたい」と述べ、それぞれの顧客基盤を維持しながら、スケー ルメリットを発揮していくと強調。日本興亜の兵頭社長は同社の筆頭株 主で他社との統合を求めていた米ファンドのサウス・イースタンには「 自信を持って説明し納得してもらう」と述べた。

両社はシステムや業務の共通化などで300億円(12年度予想)の コスト削減効果を見込む。両社がそれぞれ持つ生保などの子会社は今 後合併を検討する。コスト削減で浮いた資金は成長が見込める海外市 場での展開や国内生保事業の強化に投資する方針だ。

09年3月末時点で、両社の正味収入保険料は1兆9700億円。経営 統合が年末に開く臨時株主総会で承認されれば、来春誕生する三井住 友海上グループ(同2兆5900億円)、東京海上グループ(同2兆1300 億円)に次ぐ第3の規模の損保陣営となる。

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