SF連銀総裁:米経済にリセッション脱却の「最初の確かな兆候」

サンフランシスコ連銀のイエレ ン総裁は28日、米経済にはリセッション(景気後退)からの脱却を 示す「最初の確かな兆候」があるとの認識を示し、年内に成長を再開 するだろうと述べた。

同総裁はアイダホ州での講演で「景気回復は痛々しいほどに緩慢 なペースになりそうだ」と発言、消費者が支出を控えて貯蓄に回して いる点を背景に挙げた。さらに「漸次的な回復では、しばらくの間は 実感を伴わない状況改善が続く」と述べた。

イエレン総裁は、「景気と信用危機の関わり合いはアドバース・ フィードバック・ループ(不都合な循環)だとよく言われるが、それ が大恐慌以来で最悪ともいわれる今回のリセッションを招いた」と指 摘、「1年半以上も前に始まったリセッションだが、ここにきてわれ われは経済が成長を再開しつつあるとの最初の確かな兆候をつかん だ」と述べた。

同総裁は「実際、年内に成長が再開するとみている」と語った。 一方、商用不動産市場の落ち込みが最大の脅威だとして、今後の見通 しにはなおリスクが残ると付け加えた。

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