日立ハイテ株9カ月ぶり高値、ライフサイエンス事業の原価低減進む

日立ハイテクノロジーズの株価 が前日比9.7%高の1900円まで上げ、2008年10月以来、9カ月ぶ りの高値となった。ライフサイエンス事業の原価低減が予想以上に進 み、第1四半期(4-6月)の営業赤字幅は事前の計画を大幅に下回 っており、業績安定性への評価や通期業績予想の増額期待が広がった。

同社が27日発表した第1四半期の連結営業赤字は38億円(前 年同期は19億の黒字)。事前の会社計画(92億円の赤字)に比べ て大きく改善した。社長室の丸山薫氏によると、新製品の納入一巡で ライフサイエンス事業の営業利益は前年同期から41%減ったものの、 「主力製品の数量効果で原価低減が進み、計画を上回った」という。

野村証券の和田木哲哉アナリストは27日付のメモで、「ライフ サイエンス事業の需要は底堅く、同社の製造ラインの稼働率は高い」 と分析。同氏は、「4-6月期の好調は今後も持続しそう」と予想し、 今期(2010年3月期)の営業損益予想を5億円の黒字(会社計画は 47億円の赤字)とする見方に変化はないとしている。

このほか、モルガン・スタンレー証券では28日付で、投資判断 を「イコールウエート」から「オーバーウエート」へ引き上げている。

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