FRBのCP保有残高がほぼ半減へ、市場改善で-ライトソンICAP

財政専門の米調査会社ライトソン ICAPは、米連邦準備制度理事会(FRB)がコマーシャルペーパ ー(CP)を企業から直接購入するプログラム(CPFF)の残高が 今週、ほぼ半減する見通しを示した。その理由には市場改善を挙げた。

ライトソンICAPが毎週まとめるニュースレター「マネー・マ ーケット・オブザーバー」によると、FRBが保有するCP残高1060 億ドル(約10兆円)のうち約700億ドルが今週29日までに償還期 限を迎える。発行体はその約3分の1について借り換えを選び、少な くとも500億ドルがそのまま償還される見通し。

FRBのデータによると、FRBはCP利回りが市場金利を最大 3ポイント近く上回る水準に設定しており、市場金利低下に伴ってC PFFが自然に縮小することを目指している。ライトソンICAPの 調査によると、FRBの金利は発行体に「すぐにでも」市場に戻るよ う促している。

同ニュースレターは「どちらかといえば、リスクは今週の資金流 出がわれわれの想定をさらに上回ることだ」とした上で、「一部の借り 手は予防策としてCPFF制度の利用継続を決める見通しだが、こう した流動性の保険はもはや必要ないと判断する可能性もある」と指摘 した。

FRBのデータによると、CP保有残高が約500億ドル減少して CPFFの残高が約560億ドルになるとすれば、ピークを記録した1 月の3500億ドルの16%にとどまる。CPFFは昨年10月27日に 開始された。

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