菱鉛筆株が急伸、新シャープペン「クルトガ」好調や費用減-業績増額

三菱鉛筆の株価が一時、前日比

8.9%高の1229円と急反発。7月8日以来、約3週間ぶりの高値水準に 回復した。筆圧を利用して常に先端を尖った状態に保つシャープペン新 商品などが想定を上回って推移、2009年1-6月期の連結業績予想を 増額修正したことが好感された。

菱鉛筆が27日の取引終了後に公表した上半期決算速報によると、 本業のもうけを示す連結営業利益は前年同期比47%減の16億円になっ たもよう。前回予想の10億円から6割上振れ。経済環境の悪化などで 売上高は想定を8%下回る見込みだが、売れる商品に販促費や広告費を 絞り込んだ結果、シャープペン新商品の「クルトガ」や組み合わせ商品 「スタイルフィット」などが想定以上の売れ行きを見せたという。

同社経理部の斉木敏明氏は、第1四半期(1-3月)決算後に経費 の予算を抜本的に見直したことが今回の業績浮上の主因と説明。「営業 部門にとって販促費は生命線。社内の抵抗も大きかったが、第1四半期 の厳しい状況を受けて、売れる商品に集中投下しようという方針に改め ることができた」という。

同社は30日に1-6月期決算を正式発表する予定。斉木氏は「鉛 筆、ボールペン業界の最盛期は入学などを控えた1-3月期。7-12 月期の需要が不透明なため、通期予想は変えない意向」と述べている。

会社側の期初計画によると、09年12月通期の連結売上高は前期比

5.5%減の510億円、営業利益は同54%減の20億円、1株利益(EP S)予想は25円33銭を見込んでいる。

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