短期市場:CP0.13-0.15%で低位安定、期末越えオペ金利弱含み

短期金融市場では、一般企業の発 行するコマーシャルペーパー(CP)が0.13-0.15%で取引された。 日本銀行の企業金融支援策を背景に金利の低位安定が続いている。ま た、日銀による9月期末越えの資金供給オペは落札金利が弱含んだ。

この日は30日の発行分4300億円程度が取引されたもよう。短資 会社によると、最上位格付けa-1プラスの電力会社4社による発行 が総額1300億円程度と目立ったが、いずれの金利も前回に比べて横ば いから弱含みだった。

a-1プラスの電力1社が3カ月物を0.14%台後半、別の電力1 社が1カ月物を0.13%割れ、2カ月物を0.14%で発行した。繊維メー カーの3カ月物が0.15%、鉄鋼会社の期日9月30日物は0.14%だっ た。a-1格付けでは、石油会社の1カ月物が0.15%台前半、3カ月 物は0.16%台後半で決まった。

CPなどを担保に3カ月物の資金を無制限に借りられる企業金融 支援特別オペを使うと0.1%で資金が手当てできるため、期越えの3 カ月物CPの発行金利が低下し、1カ月物との金利差が小さくなって いる。

短資会社のCPディーラーは、発行金利のわずかな低下余地を探 る展開が続くとの見方を示していた。

日銀がこの日実施したCP買い現先オペ4000億円(期日8月13 日)の最低落札金利は4回連続の下限0.10%、平均落札金利は0.107% だった。

調達意欲は限定的

9月期末越えの共通担保オペは、落札金利が横ばいから弱含みに なった。銀行は企業金融支援特別オペでも期末越えの資金手当てがで きるため、オペに対する応札意欲が弱まっている。

国内大手金融機関の資金担当者は、今から期末越えの資金手当て を急ぐ様子は見られず、9月に入って短いターム(期日)物で調達し ようと思っている金融機関が多いのではないかと話す。

本店共通担保オペ8000億円(期日10月1日)の最低金利は、前 回の全店オペ(期日10月29日)と同じ0.13%、平均金利は0.8ベー シスポイント(bp)低い0.131%だった。応札額は2兆2500億円。

貸付利率0.1%の企業金融支援特別オペでは、9月期末越えの供 給額が2兆8472億円まで増加しており、同オペの残高7兆3168億円 の4割弱に達する。

無担保コール3カ月物では、国内銀行の調達意欲がほとんど見ら れず、証券会社が0.3%台前半を中心に調達している。一部証券の調 達は0.3%を下回っているもよう。この日は期末越えの2カ月物で

0.27%の取引が観測された。

月末越えレポ0.12-0.13%

資金需要が高まる月末越えのレポ(現金担保付債券貸借)取引は

0.12-0.13%と、通常に比べて1bp程度の上昇にとどまっている。銀 行は準備預金の積み上げが進んで資金の運用意欲が強いうえ、月末越 えの供給オペが潤沢に実施されているためだ。

この日の本店共通担保オペ4000億円(7月29日-8月5日)や 国債買い現先オペ8000億円(7月30日-8月6日)の案分・平均落 札金利は、いずれも0.12%で横ばいだった。

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