野村HDの米現法をプライマリーディーラーに指名-NY連銀

ニューヨーク連銀は27日、ノムラ・ セキュリティーズ・インターナショナルをプライマリーディーラー(政 府証券公認ディーラー)に指名したと発表した。新たなプライマリー ディーラーの指名は今年3社目。

プライマリーディーラーはNY連銀の公開市場操作のカウンター パーティー(取引相手)として役割を担うとともに、財務省の国債入札 への応札が期待されている。ノムラの指名により、プライマリーディ ーラー数は18社となった。

プライマリーディーラー数の増加は単年ベースで1988年以降最大 となっており、市場を熟知するトレーダーの間で米国債需要が増加す るとの見方が強まっていることを示唆する動きだ。オバマ米大統領は 景気対策の財源確保の必要に迫られており、プライマリーディーラー のバークレイズによると、米財務省は今年、過去最大の2兆1000億ド ルの国債を発行する見通し。これは2008年の発行総額の2倍強。

電子トレーディングシステムのボンドデスク・トレーディングの 社長兼シニア・マネジングディレクター、トニー・ミシマラ氏はノム ラの指名前に、「できる限り多くの資本の参加が望まれている」と指摘 し、「入札で応札者が多いほど、より良い価格を得られる」と述べた。

今年はプライマリーディーラー数が一時、60年の制度発足以来最 低の16社に減少したため、買い呼び値と売り呼び値のスプレッドが拡 大し、流動性は減少。一部の国債入札で規模が倍増するなか入札者が 減っていた。ノムラの指名により、プライマリーディーラー数は昨年 9月30日以来最多となった。

増強の始まり

ノムラの米州地域最高経営責任者(CEO)の柏木茂介氏は、今 回の指名について、確定利付債部門の増強の始まりだと述べ、同部門 には多くの機会があり、顧客に対するグローバルなサービス向上に向 けて専門家の採用を継続する方針を明らかにした。

親会社の野村ホールディングスは昨年9月に経営破たんした元プ ライマリーディーラーの米リーマン・ブラザーズ・ホールディングス から一部事業を買収している。ノムラは86年から07年11月までプラ イマリーディーラーを務めていた。同社は07年に米住宅ローン関連で 6億5600万ドルの損失を計上し、四半期ベースで4年ぶりの税引き前 赤字に陥ったことから、米国で400人を削減していた。

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