三菱マテ:8月から銅地金フル生産も下期以降は未定―需給見極めで

銅精錬国内3位の三菱マテリアル は、火災事故の影響で7割まで稼働率を落としていた製錬所が銅地金 生産の遅れを取り戻すため、8月からフル稼働に入る。ただ、下期に 入る10月以降もフル生産を継続するかは検討中で、需給動向を見極め た上で判断するという。銅事業カンパニーの渡瀬研一営業部長が27 日、ブルームバーグ・ニュースとのインタビューで答えた。

三菱マテは、国内2製錬所で上期(4-9月期)の銅地金生産を月 産2万4259トンと計画。生産能力に対して約10%の減産となる。3 月に小名浜製錬所(福島県いわき市)で発生した火災事故で操業度が低 下し、直島製錬所(香川県直島町)がフル稼働の状態。小名浜は復旧に よって今月から操業度を上げ、8月からフル稼働に入る予定。

ただ、渡瀬氏は「ハイブリッド車向けや中国でのインフラ、家電 関係の需要が増えているが、国内での建設需要はまだよくない」と述 べた上で「国内需要は上期で底を打った感があるものの、業界によっ てばらばらでまだら模様」と付け加えた。

他の銅精錬会社では最大手のパンパシフィック・カッパーが生産 能力に対して7%の減産を7-9月期も継続する方針。同2位の住友 金属鉱山も今年度11%の減産を継続する計画を変えていない。

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