りそな銀:内外株に強気、債券慎重姿勢-景気底入れ見通し

国内4位のりそなホールディング スの傘下であるりそな銀行は、信託財産の運用について、景気底入れ見 通しや金融正常化などを背景に、国内外の株式投資に対しては強気で臨 む一方、債券には慎重姿勢を取ることを明らかにした。

アセットマネジメント部チーフストラテジストの黒瀬浩一氏は、24 日のインタビューで、「金融市場の正常化は、リーマンショック前まで 来ている。しかし、企業の財務状況の正常化には程遠く、実体経済の健 全化にまでは行っていない」と分析。そのうえで、「内外株式はオーバ ーウエイト、内外債券はアンダーウエイトする」方針だと述べた。

同社が試算した今年度の予想収益率によると、国内株は22.7%、 外国株が19.3%となる一方、国内債券は0.9%、外国債券は1.3%と低 水準にとどまる見通し。

日本株について、黒瀬氏は、新政権発足後に景気対策が継続される かが焦点としながらも、「ゆっくりとした上昇」を見込んでいる。仮に 民主党が衆院選で過半数の議席を占めて勝利した場合、二酸化炭素(C O2)削減や子育て関連など内需株が選好される半面、外需株は厳しい とみている。外国株投資については、「経常収支が安定しており、資源 価格上昇の恩恵を受ける新興国の株式が有望」と語り、具体的にはイン ド、中国、ブラジル、インドネシアなどを挙げた。

一方、国内外の債券は緩やかな金利上昇を見込んでいる。主要国の 中央銀行の間では、金融危機懸念の後退を受けて、異例の金融緩和策か ら出口戦略を探る動きが今後出てくる可能性がある。しかし黒瀬氏は、 日本銀行や米連邦準備制度理事会(FRB)の緩和政策については、 「簡単には出口に向かえない」と予想している。また、「出口戦略を誤 るリスクの高い国の債券購入は避けたい」と述べた。

ドル・円は横ばい、J-REIT上昇か

為替動向では、資源国通貨に対しては強気だが、ドル・円相場は 90-100円程度での横ばいを想定している。

J-REIT(不動産投資信託)に関しては、官民合同ファンドな ど政府の支援策を受けて、上昇傾向が続く見込み。

りそなホールディングスは銀行持ち株会社で、傘下にりそな銀行、 埼玉りそな銀行、近畿大阪銀行などを抱える。りそな銀行の運用資産残 高は3月末時点で約5.4兆円。

28日の東京株式市場で日経平均株価は小幅ながら10営業日ぶりに 反落し、前日比1円40銭安い1万87円26銭で取引を終えた。一方、 債券市場で長期金利の指標である新発10年債利回りは、午後3時現在 で前日比0.5ベーシスポイント(bp)低い1.385%で推移している。

りそな銀行の2009年度末予想(予想レンジ)
10年国債:1.5%(1.2-1.7%)
日経平均株価:1万円(8500-1万1500円)
米国10年債:3.8%(3.3-4.3%)
米ダウ平均:8800ドル(7300-1万300ドル)
ドル・円:100円(90-110円)
ユーロ・円:140円(130-150円)
無担保コール:0.1%(0.00-0.2%)

--取材協力:関泰彦 Editor:Hidenori Yamanaka, Joji Mochida

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