米国債:2年債続落、入札不調で-利回り1.08%

米国債市場では2年債相場が 続落。米財務省が実施した2年債420億ドルの入札で最高落札利回 りが市場予想を上回ったことから、週間の規模としては過去最大と なる今週の総額1150億ドルの入札が不調に終わるとの懸念が強ま った。

2年債入札の最高落札利回りは1.08%。ブルームバーグ・ニ ュースがまとめた事前予想では1.058%だった。米財務省は29日 に5年債(発行額390億ドル)、30日には7年債(同280億ド ル)の入札を実施する。

キャンター・フィッツジェラルドのチーフ債券ストラテジスト、 ジョージ・ゴンキャルベス氏は「非常に低調な入札だった」と指摘。 「最近の入札での水準に比べて、この日の利回りは投資資金を呼び 込むには魅力的ではなかった」と述べた。

BGキャンター・マーケット・データによると、ニューヨーク 時間午後4時30分現在、2年債利回りは前日比5ベーシスポイン ト(bp、1bp=0.01ポイント)上昇の1.08%。2年債(表面利 率1.125%、2011年6月償還)価格は3/32下げて100 2/32。

一方、10年債相場は5日ぶり上昇した。2年債と10年債の利 回り格差は3bp縮小し、2.60ポイント。前日は6月5日以来の最 大となる2.71ポイントまで拡大した。

「影響は比較的受けず」

クレディ・スイス・セキュリティーズUSAの金利ストラテジ スト、アレックス・リー氏は「長期債は供給圧力の影響を比較的受 けていない」と指摘する。

次回の一連の入札は、8月11日以降3日連続で実施される10 年債と30年債の入札となる。

この日の2年債入札は、米財務省が1970年代に2年債の定期 入札を開始して以来で最大規模だった。

投資家の需要を測る指標の応札倍率は2.75倍。過去10回の 入札の平均は2.58倍だった。6月23日に実施された前回の2年 債入札での最高落札利回りは1.151%。応札倍率は3.19倍と 2007年9月以来の高水準だった。

この日の入札で、海外の中央銀行など間接入札の落札全体に占 める割合は33%。6月の前回は68.7%を占め、過去6年間で最も 割合が大きかった。過去10回の入札の平均は40.3%。

「より大きな懸念」

バークレイズ・キャピタルの金利ストラテジスト、マイケル・ ポンド氏は「応札倍率はまずまず高かったが、入札参加者が減少し た」と指摘。「今回の不調な入札を受け、今後2週間内に実施され る10年債や30年債の大型入札を市場がどうこなすかが、より大き な懸念事項だ」と述べた。

米政府のデータによると、財務省が今年の国債発行で新規に調 達した資金は1兆ドルを超えた。バークレイズによると、今年下期 の新規発行額は1兆1000億ドルとなる見通しだ。

国債相場は朝方の取引で上昇。ガイトナー米財務長官が米中戦 略・経済対話で、保有米国債の価値下落を懸念する中国に対して、 米財政赤字の削減を約束したことが好感された。

原題:Treasury Two-Year Notes Decline After Record

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