米ドル指数が低下、年初来の最低水準-景気底打ち感に伴う株価上昇で

28日の金融市場では、米ドルが下 落。世界経済がリセッション(景気後退)から脱しつつあるとの見方 を受け、株式相場が2003年以来の最長の上げとなったほか、高利回り 資産への投資が促されたことが背景。

世界の株式相場の指標、MSCI世界指数が12営業日連続で上昇 した一方で、インターコンチネンタル取引所(ICE)の米ドル指数 は年初来の最低水準に落ち込んだ。オーストラリア・ドルは米ドルに 対し3営業日連続高。オーストラリア準備銀行(RBA、中央銀行) が半年前の予測よりも同国の景気回復が早まるとの見通しを示したこ とがきっかけ。

ユーロは対ドルで7週間ぶり高値を付けた。ドイツ銀行の4-6 月(第2四半期)利益が前年同期比で68%増加と、アナリスト予想を 上回ったことがユーロ買いを誘った。

BNPパリバの為替ストラテジスト、イアン・スタナード氏(ロ ンドン在勤)は「株価上昇で、高リスク通貨は上値を試している」と 語った。

円やポンド、スウェーデン・クローナなどの主要通貨に対する米 ドル指数は一時、78.315まで下げ、昨年12月18日以来の低水準とな った。ロンドン時間午前8時53分(日本時間午後4時53分)現在は

78.372で推移。前日は78.626だった。

米ドルはユーロに対し1ユーロ=1.4292ドル(前日は1.4232ド ル)に下落。一時は1.4304ドルまで売り込まれ、6月3日以来の安値 を付けた。米ドルは対円で1ドル=95円10銭(同95円18銭)とな っている。

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