米社債保証コスト、約1年ぶり低水準-住宅指標と企業収益の改善で

27日のクレジット・デフォルト・ スワップ(CDS)市場では、米企業の社債保証コストが約1年ぶり 低水準に低下。住宅販売と企業収益の改善で、世界的なリセッション (景気後退)が和らぎつつあるとの観測が強まった。

CMAデータビジョンによれば、北米の投資適格級企業125社で 構成するマークイットCDX北米投資適格指数のスプレッドはニュー ヨーク時間午後4時半(日本時間28日午前5時半)現在、4ベーシ スポイント(bp、1bp=0.01%)低下の114bp。これは前シリ ーズが113bp付近で推移していた2008年6月18日以来の低水準。

6月の新築住宅販売件数は前月比11%増と、8年ぶりの高い伸び 率となり、05年に低迷が始まった住宅市場が安定化しつつある新たな 証拠となった。アナリストによる企業収益見通しの引き上げが相次い でいるのを受け、MSCI世界指数は27日、03年以来最長の11営 業日続伸となった。

ウニクレディトの信用ストラテジスト、フィリップ・ギスダキス 氏は、「市場の多くの重要な分野でリセッションの底に達しており、今 後は状況が改善されるとの観測がある」と指摘。「決算期がV字型の景 気回復への期待を高めている」と述べた。

JPモルガン・チェースによると、ロンドン市場で投資適格級の 欧州企業125社で構成するマークイットiTraxx欧州指数は

3.25bp低下し91.5bp。CMAの調べでは、同指数は昨年7月31 日以来の低水準で取引されている。スプレッド低下は投資家心理の改 善を示す。

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE