NY原油(27日):9営業日続伸、株式相場持ち直しで-68.38ドル

ニューヨーク原油相場は約2年ぶ りの最長となる9営業日続伸。米株式相場が引けにかけて値を戻した ことを受け、世界的なリセッション(景気後退)が和らいでいるとの 観測が高まった。

原油相場続伸の背景には、S&P500種株価指数が8カ月ぶり高値 に接近したことがある。朝方には、米商務省が発表した6月の米新築 住宅販売が8年ぶり大幅な伸びとなり、大恐慌以来最悪の住宅不況が 安定しつつあるとの兆候が示されたことも好感された。

シティ・フューチャーズ・パースペクティブのエネルギーアナリ スト、ティム・エバンス氏は、「市場は原油の需要見通しだけに気を 取られており、そのほかの広範なファンダメンタルズには目を向けて いない」と指摘。「それがS&P500種株価指数への執着の背景だ。原 油のトレーダーらは株の投資家らが景気の行方を知っていると確信し ているのだ。責任逃れのようなものだ」と述べた。

ニューヨーク商業取引所(NYMEX)の原油先物9月限は前週 末比0.33ドル(0.48%)高の1バレル=68.38ドルで終了した。年初 来では53%値上がりしている。

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