株取引での大手業者優先処理でSECに是正要求-シューマー上院議員

米民主党幹部であるチャール ズ・シューマー上院議員(ニューヨーク州)は、米証券取引委員会 (SEC)に対し、いわゆる株式の「フラッシュオーダー」を禁止 するよう求めた。高速コンピューター処理で取引を行う大手業者を 不当に優位に扱っていると主張している。

シューマー議員が24日にシャピロSEC委員長に送った書簡 により、取引所運営のナスダックOMXグループとバッツ・グロー バル・マーケッツ、ダイレクト・エッジ・ホールディングスが行っ てきた取引慣行の是非が議論されることになった。これら3業者は、 米国内で取引される株式の3分の2強を取り扱っている。取引所は 「フラッシュオーダー」を受け付けると、一般投資家にコンピュー ター上の売買注文情報を提示するよりも最長0.5秒早く処理し、 高速で大量の取引を行う顧客業者に対し、他の投資家よりも先に市 場の状況を判断できる機会を与えている。

シューマー議員は書簡で「この種の不公平なアクセスは、市場 の一体性を著しく傷付け、特権的なインサイダー集団が優先的な取 り扱いを受ける2層構造を作っている」と指摘した。

ダイレクト・エッジとバーツによると、「フラッシュオーダ ー」は米株取引の4%未満を占める。

上院銀行委員会に属するシューマー議員は、SECが要請に基 づき行動を起こさなければ「フラッシュオーダー」を禁止する法案 を提出すると述べた。

金融サービスコンサルタント、エイト・グループ(ボスト ン)のマネジングパートナーであるサン・リー氏は「こうした慣行 は3年前から行われており、ニューヨーク証取が問題視するまで関 心が払われなかった」と指摘。その上で「シューマー議員のような 人物が関与することで、市場全体がどの方向に向かうのかの突っ込 んだ議論が巻き起こるだろう」との見解を示した。

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