日電産株が連日高値、モーター伸び利益計画増額-アナリスト高評価

HDD(ハードディスクドライ ブ)用の精密中小型モーターを手掛ける日本電産の株価が3日続伸。主 力の精密小型モーターの需要回復に伴い、第1四半期(4-6月)の利 益水準が前の四半期に比べ高まったことを受け、2010年3月通期の利 益計画を上方修正した。収益改善を評価した買いが先行し、一時前週末 比3.7%高の6800円と、連日で年初来高値を更新。

24日発表した4-6月期連結決算(米国会計基準)は、営業利益 が前年同期比45%減の102億円、1-3月期比では10倍となった。精 密小型モーターが低価格パソコン向けなどで回復し、想定以上に利益率 が改善したという。これを受け、10年3月期の営業利益予想を前期比

3.5%減の500億円と、期初予想から50億円増額修正した。

ゴールドマン・サックス証券では、第1四半期決算をポジティブに 評価し、通期業績については会社側が今回修正した利益計画をさらに上 振れる余地が大きいと指摘。投資判断「買い」を再強調すると同時に、 目標株価を従来の6700円から7300円に引き上げた。目標株価は、2012 年3月期のGS証予想EPS(1株当たり純利益)458円に基づき、P ER(株価収益率)16倍に相当する値。

担当アナリストの高山大樹氏は、第1四半期に確認されたポジティ ブな点として、利益率倍増を目指すプロジェクト推進による構造改革効 果の成果がほとんどの事業や子会社で予想以上の速さで具現化している 点、HDD業界の健全さが再確認された点、上場子会社群も全社で期初 計画比上振れと健闘している点、などを挙げる。

このほかメリルリンチ日本証券、野村証券、JPモルガン証券、バ ークレイズ・キャピタル証券、みずほ証券、UBS証券なども決算発表 を受けて強気の投資判断を継続している。

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