Jテクト株が5月来高値、米社の車部品事業の買収観測

自動車用ステアリングシステムな どを手掛けるジェイテクトの株価が続伸。米国のベアリング(軸受け) 最大手のティムケンから自動車向け事業の一部を買収する、と26日付 の日本経済新聞朝刊で報じられた。競争力強化などを期待した買いが先 行し、一時前週末比5.1%高の1045円と、5月8日以来、約2カ月半 ぶりの高値を付けた。

日経新聞報道によると、Jテクトが買収するのは、ティムケンが強 みを持つ「ニードル軸受け」事業。自動車の変速機、ステアリングなど の回転を滑らかにするために組み込まれる。両社間ですでに基本合意し ており、月内にも正式に契約する見通しで、買収額は300億-400億円 と伝えている。

Jテクトは27日朝方、当社が公表したものではなく、具体的に決 定している事実もない、との声明を発表した。

立花証券の平野憲一執行役員は、「買収によりニードル軸受けを強 化できれば、主力事業のステアリングや軸受けの競争力強化にもつなが る」との見方を示している。

きょう午前は、エフテック、曙ブレーキ工業、ショーワ、カルソニ ックカンセイなど自動車部品株の一角が大きく上昇。平野氏によると、 自動車販売の不振で世界的に需要が縮小に向かっている自動車部品業界 では、国内外で今後M&A(企業の合併・買収)が活発化する可能性が ある。Jテクトによる米社の部品事業買収観測をきっかけに、「一部の 部品株に思惑的な買いが入った可能性が高い」と、同氏は見ていた。

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