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BRICsの大型IPO、「力の増大」示す-ビッグス氏

米ヘッジファンドのトラクシス・ パートナーズのファンドマネジャー、バートン・ビッグス氏は24日、 今年の世界最大の新規株式公開(IPO)が中国とブラジルで行われ たことについて、いわゆるBRICs諸国の「力の増大」の表れだと 述べた。

中国最大の住宅建設会社、中国建築工程が23日実施した501億 6000万元(約6960億円)のIPOは過去1年4カ月で最大の規模だ った。米クレジットカード決済会社ビザのブラジル関連会社ビザネッ トは6月のIPOで84億レアル(約4200億円)を調達した。

モルガン・スタンレーの元チーフ・グローバル・ストラテジスト であるビッグス氏はニューヨークから電話取材に応じ、「BRICs諸 国の力の増大の表れであることは疑いない」と述べ、「BRICs諸国 は世界の大きな成長地域であり、多くの外資を必要とすることは明ら かだ」と指摘した。

ブルームバーグがまとめたデータによると、両国とインド、ロシ アで構成されるBRICsは、世界の20の主要株式市場のドル建て ベースの騰落率で今年、上位に位置している。中国の上海総合指数は ドル建てベースで85%高、ブラジルのボベスパ指数は77%高、イン ドのセンセックス指数は61%高、ロシアのRTS指数は60%高。こ れに対し、米国のS&P500種株価指数は8.4%高、日本の日経平均 株価は7.5%高にとどまっている。

ビッグス氏は、米国のIPO市場については「死んだとは思わな い」と語り、米景気回復とともに持ち直すとの見通しを示した。

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