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日本のCMBS市場は底打ち、発行額増加へ-クレディS証

クレディ・スイス証券による と、サブプライムローン問題の影響で急激に縮小していた日本の商 業用不動産ローン担保証券(CMBS)市場は底打ちし、2009年 の発行額は前年より増える見通しだ。

クレディS証が7日まとめた調査によると、1-6月(上期) のCMB発行額は2974億円で、前年下期(08年7-12月)比 1200億円増加した。望月政広アナリストは24日、ブルームバー グ・ニュースの電話取材に対し、下期も「上期と同じぐらいの水準 が予想される」と語り、年間で6000億円程度になるとの見通しを 示した。08年は5400億円だったため、望月氏は「市場は底を打っ た」とみている。

同社の調査によると、02年に5400億円だった日本のCMBS 市場は、不動産市況の好調を背景に成長。07年はリーマン・ブラ ザーズ証券が8月に636億円、モルガン・スタンレーが9月に 1330億円を発行するなど年間で2兆3000億円に膨らんでいた。

CMBSの発行が今年に入り増加に転じた背景について、農中 信託銀行の新海秀之シニアファンドマネジャーは、「邦銀はリーマ ンショック以降、不動産融資をかなり抑えていたが、株価の上昇で 姿勢を緩和しつつある」と語った。不動産市場の本格的な回復につ ながるかどうかについては「モルガン・スタンレーなど外資のCM BSレンダー(貸し手)が復帰し、発行規模が少なくとも1兆円程 度に戻ることが必要だ」と指摘している。

一方、ドイツ証券が8日発行したリポートによると、CMBS やRMBS(住宅ローン担保証券)などを含む証券化商品の09年 1-6月の発行額は前年同期比34%減の1兆7140億円だった。四 半期別にみると、1-3月は同41%減だったのに対し、4-6月 は同19%減と、減少ペースが鈍化している。

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