米国株(24日):上昇、FRB議長の発言を材料視

米株式相場は上昇。S&P500 種株価指数の過去2週間での上げ幅は今年3月以来で最大だった。 原油相場の上昇を好感してエネルギー株に買いが入ったほか、バー ナンキ米連邦準備制度理事会(FRB)議長が金融危機対策として 講じてきた緊急融資プログラムを「巻き戻しつつある」と述べたこ とが買い材料となった。

石油大手のエクソンモービルやコノコフィリップスは上昇。週 間ベースでの原油と天然ガスの上昇が手掛かりだった。保険持ち株 会社のチャブは2009年業績見通しの引き上げが好感されて上昇。 ほかの保険株も値上がりした。

一方、ソフトウエアのマイクロソフト、オンライン販売のアマ ゾン・ドット・コムは下落。四半期決算がアナリスト予想を下回る 内容だった。

S&P500種株価指数は前日比0.3%高の979.26。一時は

1.1%安となる場面もあった。ダウ工業株30種平均は同23.95ドル (0.3%)上昇の9093.24ドルで終了した。ナスダック総合指数は下 落、1992年以来で最長だった前日までの12日連続高から反落した。

バーナンキ議長発言

米モーガン・キーガン(テネシー州)の株式取引担当責任者バ ートレー・バーネット氏はバーナンキ議長が「最悪局面が終了し た」ことを示唆していると述べ、「ダウ平均が引き続き9000ドルを 上回って推移していることが意外に思われている。それは様子見に回っ ていた資金の力を示している」と続けた。

ニューヨーク商業取引所(NYMEX)の原油先物9月限は前 日比1.3%高の1バレル=68.05ドルで終了した。天然ガス8月限 は4.1%高の100万BTU当たり3.695ドルだった。エクソンは 1%高、コノコフィリップスも2.2%値上がりした。

チャブは6.5%上昇。4-6月期利益がアナリスト予想を上回っ た。

ブルームバーグのデータによると、S&P500種採用銘柄でこれ までに4-6月期決算を発表した企業の75%がアナリスト予想を 上回る内容だった。

マイクロソフト

マイクロソフトは8.3%安。今年1月以来で最大の下げだった。 同社が発表した4-6月(第4四半期)決算は前年同期比29%減 益となり、売上高はアナリスト予想を下回った。経費節減がパソコ ン(PC)用ソフトウエアの売り上げ減少を埋め合わせるには十分 でなかったことが示された。一部項目を除いたベースの1株利益は 36セントで、アナリスト予想を2.4%下回った。

S&P500種テクノロジー株価指数は0.7%安。産業別10指数 の中で下落率が最大だった。

アマゾン・ドット・コムも安い。同社が発表した4-6月(第 2四半期)売上高は46億5000万ドル、アナリスト予想を1%下回 った。カウフマン・ブラザーズのアナリスト、アーロン・ケスラー 氏は、他社との競争で同社が価格引き下げや無料配送サービスを実 施しているが、それが利益を圧迫することになったと指摘する。

原題:U.S. Stocks Rise, Giving S&P 500 Best Two-Week

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