北京汽車のオペル買い手候補からの除外、中国勢の好調さが原因か

中国で最も急速に成長している自 動車メーカー、北京汽車工業が米ゼネラル・モーターズ(GM)傘下 の独オペルの買い手候補から除外されたのは、同社の好調さが原因だ った可能性がある。

興業證券のアナリスト、朱学東氏(上海在勤)は「北京汽車の台 頭が続いており、GMには中国の競合他社の強化には関心がない」と し、「業界の重心は中国に移りつつある」との見方を示した。

北京汽車のオペルへの買収案は、カナダの自動車部品メーカー、 マグナ・インターナショナルとベルギー拠点の投資会社RHJインタ ーナショナル(旧リップルウッド)の2社よりも現金部分が多く、政 府に要請する支援額は少ないものだった。北京汽車の徐和誼会長は24 日、同社が買い手候補から脱落した理由について、車のデザインや技 術に関する知的所有権で合意に至らなかったためだと説明した。

除会長は「GMは、われわれに知的所有権を与えるかどうかで悩 んでいた。これは、中国でのGMのポジションに影響するほか、以前 からのパートナーとの関係に打撃を与えることになる」と述べた。

中国では政府の補助金や減税が奏功、世界的な自動車販売の低迷 を回避したことで、同国の自動車市場は今年、米国を抜いて世界最大 となる見通しだ。

北京汽車と韓国ヒュンダイモーターカンパニー(現代自動車)の 合弁の1-6月(上期)の販売台数は56%増の25万7003台。一方、 GMの中国市場での販売台数は38%増にとどまった。

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