新興国の為替介入でユーロや円の需要が拡大-ブラウン・ブラザーズ

米ブラウン・ブラザーズ・ ハリマンは、新興国の中央銀行が米国債やユーロ、円の需要を押し 上げているとの見方を示した。通貨防衛のための自国通貨売り介入 を実施しているためとしている。

ブラウン・ブラザーズは24日付リポートで、ブラジル、ロ シア、インド、中国(BRICs)のほか、韓国や台湾、シンガポ ール各国の中銀が自国輸出企業保護のため、為替介入を実施してお り、その結果、外貨準備高が過去4カ月間で計3410億ドル(約 32兆3000億円)余増えたと指摘。これにより、米国債需要だけ でなく、ドル資産からの分散投資の恩恵を受けるユーロやポンド、 円の需要が高まったと説明した。

ブラウン・ブラザーズの通貨ストラテジスト、ウィン・ティ ン氏(ニューヨーク在勤)は「新興国の政策決定者らは、ビジネス サイクルを考慮して現段階での強い通貨を望んでいない」と指摘、 「われわれの見通しでは、為替介入は今月急増する」との見方を示 した。

企業収益の改善で世界経済がリセッション(景気後退)の最 悪期を脱したとの兆候が強まるなか、投資家のリスク選好が高まり、 ブルームバーグでデータが得られる新興国26通貨中、24通貨が 今週上昇した。

また、日本を除くアジアの主要10通貨中、8通貨が過去4 カ月、ドルに対して上昇。なかでもインドネシア・ルピアは15% 高、韓国ウォンは11%上げた。

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