FRB:監督権限一元化案が後退も-米議会で協議会方式への支持浮上

【記者:Alison Vekshin】

7月23日(ブルームバーグ):米連邦準備制度理事会(FRB)の 金融監督権限の拡大を目指すオバマ政権の金融規制改革案は、議会の 支持獲得に失敗しつつある。議員らの一部は、複数の機関に権限を分 散させる提案をむしろ支持している。

関連法案の策定に強い影響力を持つ米下院金融委員会のフランク 委員長(民主、マサチューセッツ州)は21日記者団に対し、「権限が 分担されることになるだろう」と述べた。

フランク委員長らは金融規制改革に関して、金融機関の不適切な 融資への対応が遅れた責任がFRBにあると主張し、FRBを金融政 策運営に集中させるべきとする議論を主導している。議会内では、F RBと財務省、連邦預金保険公社(FDIC)や他の監督機関で構成 する協議会の創設を支持する声が浮上しつつある。

下院金融委の共和党重鎮であるスペンサー・バッカス議員(アラ バマ州)は21日のインタビューで、「問題を監視する目が多ければ多 いほど、誰かが警報を発する可能性も高まる」と語った。

オバマ大統領は先月、金融規制の抜本的改革の一環として、銀行 を所有しているかどうかにかかわらず、「破たんした場合に金融システ ムの安定を脅かしかねない」すべての大企業の監督権限をFRBに与 える提案を公表した。

バーナンキFRB議長は22日の上院銀行委員会での証言で、新た な権限の及ぶ範囲について懸念を一蹴(いっしゅう)し、FRBは対 象に該当しそうなほぼすべての企業を監督すると発言。「特定の企業が 金融システム全体に及ぼす影響を注視し、監督するという非常に明確 な役割をわれわれは担うことになろう」と説明した。

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