【テクニカル分析】原油63ドル割れへ、限月間格差拡大-バークレイズ

バークレイズ・キャピタルのテク ニカルアナリストによると、北海ブレント原油の先物価格は「今後数 週間以内に」1バレル当たり63ドルを割り込む公算が大きい。

ブレント原油先物2009年12月限と10年12月限のスプレッドが 23日、過去2カ月間で最大に開いた。スプレッドは相場が順ざやのと きにはマイナスとなるが、今年の安値をつないだトレンドラインを下 回った。バークレイズのアナリストは22日のリポートで、ブレント原 油先物が一段と売り込まれる可能性があると指摘した。

バークレイズのアナリスト、マクネール・カリー氏(ニューヨー ク在勤)とディレン・サリン氏は、「相場の転換点は継続するスプレッ ドの低下が原因となりそうだ。特に09年12月限と10年12月限のス プレッドが下げを加速しそうだ」と予想した。

カリー氏は、1年後の期先限月の価格が翌月の期近物を上回る場 合、短期的には市場は過剰供給であることが示唆されると指摘した。

今月初めに完成したヘッド・アンド・ショルダーの「ネックライ ン」を含め、ブレント原油の相場上昇を抑える「上値抵抗線のコンフ ルーエンス」が66.42ドルと68ドルの間にあるという。また23日時 点で、ブレント原油は雲の頂上近辺である約68ドル近辺で取引されて いる。

カリー氏とサリン氏は「理論上は雲の頂上で上値は抑えられ、64 ドルあるいは62.50ドルまで下落すると当社は予想する」とし、9月 限が最終取引を迎える8月14日の前に63ドルを割り込むとみている。

バークレイズは5月に、原油価格がニューヨーク市場で71.55ド ルまで上昇すると予想し的中させた。原油価格は6月に同水準まで上 昇した。

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