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米マンハッタンの不動産業者:涼しい夏にほっと一息-電力料低下で

米ニューヨーク市マンハッタンで 事務所の賃貸を手掛ける不動産業者らは、リセッション(景気後退) に伴う賃貸料低下の打撃を受けており、ミッドタウンの空室率は1990 年代初め以来の高水準に達している。そのなかで、夏季の冷房料金が 低めに抑えられ、業者らは一息ついている。

8000万平方フィート分の事務所向けに電力を購入する非公開企 業エナジーウオッチのジェイ・ラファエルソン社長は「朗報だ。商業 用不動産の運営は予算に大きく左右される傾向がある。現在、電力料 金に関しては予算を大幅に下回っている」と語る。

米政府のデータによると、ニューヨークの6月の気温は1985年以 来の低水準となり、7月は140年前の記録開始以降2番目に低くなる 可能性があり、エアコンを利用しない場合も多い。ラファエルソン社 長によると、エナジーウオッチが運営の一部を手掛けるマンハッタン のビルでは面積100万平方フィートのビル3軒のうち1軒で6月の電 力料金が10万ドル(約950万円)低下した。

米電力会社コンソリデーテッド・エジソン傘下のコン・エジソン・ ソリューションズの広報担当者、アダム・フェアバンクス氏によると、 マンハッタンのある病院では61%に当たる約7万2000ドル安くなっ た。

民間気象予報会社プラナリティクス(ペンシルベニア州)のエネ ルギー担当の上級気象予報士、ジム・ルイエ氏は「ここ6週間、電力 料金の節約になっており、今後もエネルギー料金は安い状態が続くだ ろう」と予想。「長期間にわたって冷房向け需要が急増することはなさ そうだ」との見方を示す。

米海洋大気局(NOAA)によると、ニューヨークのセントラル パークの6月の平均気温はカ氏67.5度(セ氏約20度)と前年同月の

74.1度を下回り、過去100年間の平均よりカ氏で2.8度低かった。

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