カゴメ株が年初来高値、広告費削減で第1四半期増益-通期増益期待

トマトソースや野菜飲料が主力の カゴメの株価が一時、前日比4.6%高の1663円と急反発し、年初来高 値を更新した。広告宣伝費や人件費など販売管理費を圧縮し、第1四半 期(4-6月)は86%の営業増益となった。販管費の削減余地も残っ ており、通期の増益確度は高いとみた向きから買いが入った。

カゴメが23日の取引終了後に公表した第1四半期決算によると、 本業のもうけを示す連結営業利益は前年同期比86%増の28億円となっ た。営業利益率は6.2%と、前年同期から3.1ポイント改善した。

主力飲料「野菜生活」の販売は依然停滞しているが、広告宣伝費や 人件費、運賃・保管料を減らした。同社財務部IR担当の小森哲氏は、 「残業費や会議費などを圧縮するなどして固定費を抑えた。コスト削減 というより、経費を効率的に使っていると表現したい」と述べている。

大和総研の守田誠シニアアナリストは、「固定費の圧縮が想定以上 に進んだ」と、カゴメのコスト抑制策を評価した。「野菜飲料の売り上 げは厳しいが、固定費の削減余地は大きく、第2四半期(7-9月)も 増益基調を継続できるだろう」と分析している。

会社側の今通期(2010年3月期)業績予想は、連結売上高が前期 比2.8%増の1800億円、営業利益は同53%増の68億円。広告宣伝費 を18%減らす計画で、営業利益率は3.8%と前期から1.3ポイント改 善する見込み。

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