FRB:総資産1.6%減の2兆400億ドル、銀行借り入れ減少

米連邦準備制度理事会(FRB) が23日発表した22日終了週のバランスシート(貸借対照表)週間報 告によると、総資産は前週比333億ドル(1.6%)減の2兆400億ドル となった。総資産の減少は過去5週間で4回目。国内外の銀行が借り 入れを減らしたことが影響した。

ターム・オークション・ファシリティー(TAF)に基づく商業 銀行向け貸出残高は22日現在、前週比361億ドル減の2376億ドル。 各国中銀との通貨スワップ協定に基づくドルの貸出残高も221億ドル 減の896億ドルと、昨年9月以来の低水準となった。

米連邦準備制度理事会(FRB)が15日公表した連邦公開市場委 員会(FOMC、6月23-24日開催)の議事録によると、FRBのバ ランスシートの規模は「年内にピークに達し、その後徐々に減少する」 可能性がある。バーナンキFRB議長は信用市場の凍結解除や銀行の 資金需要に対応するため、ここ1年間に総資産を2倍余りに拡大して いる。

FRBの住宅ローン担保証券(MBS)保有残高は22日現在、前 週比190億ドル増の5455億ドル。米国債は87億ドル増の6927億ドル。 政府支援機関債(GSE)は9億7900万ドル増の1027億ドル。

一方、商業銀行向け窓口(公定歩合)貸出残高は334億ドルと、 前週の347億ドルから減少。コマーシャルペーパー(CP)をFRB が企業から直接購入するプログラム(CPFF、昨年10月導入)のC P保有残高も1060億ドル(前週は1073億ドル)に減った。

プライマリーディーラー(政府証券公認ディーラー)向け貸出残 高は11週連続でゼロ。同残高は5月13日、リーマン・ブラザーズ・ ホールディングスの破たん直前だった昨年9月10日以降初めてゼロに なった。

資産担保コマーシャルペーパー(ABCP)市場とマネーマーケ ット・ファンド(MMF)に流動性を供給するプログラム(AMLF) の貸出残高は22億3000万ドルと、前週の54億7000万ドルから減少 した。

公的管理下にある保険会社アメリカン・インターナショナル・グ ループ(AIG)向けの貸出残高は前週の809億ドルから813億ドル に増加した。

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